偉大なる折田先生・その弐



落書きの数々については
かつては情報系研究室のHPで公開されていた。
(櫻川研「折田先生(像)七変化」、現在閉鎖)。



この銅像への悪戯を芸術作品と捕らえるならば
この作品は主に以下の三つの構成要素から成り立つ。

1)塗り
2)装着
3)文言

以下にいくつかの例をあげて説明しよう。



「塗り」の代表例「ヤキソバン

yakisoban
出典:「折田先生(像)七変化」


初期は先生が塗られることはあまりなかった。
されたとしても基本は単色。
ところがこの時は目撃した者皆が驚いた。
まさに「塗り」の最高峰である。

実はこの作品、「塗り」ばかりでなく
「文言」や「装着」についても一級である。

銅像の台座の様々な落書きにも味があるが
「平成六年卒業制作」という文言には
並々ならぬ作者の決意と覚悟を感じる。
良く見れば「折田先生像」という名札が
「富岡先生像」とも書き換えられている。



「装着」の極み「サイクリング部勧誘編」

cycle
出典:同上


この自転車は放置自転車なのだろうか。
だとすれば当時放置自転車が散乱していた
キャンパスの実態へのアンチテーゼなのか。

折しも春、新入生を迎える時期。
それとも首謀者は本当にサイクリング部員であったのだろうか。
「私も入ってます!!」
という文言は全く信用できないが。



さらに究極の「装着」とも言えるのが「かぶせ」である。

moai
出典:同上

御覧になれおわかりになるとおり、
もはやこれは落書きではない。


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